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仙美里小で最後の運動会 地域挙げ“閉校記念”

保護者や地域住民も参加して楽しんだ最後の運動会(1日午前10時ごろ、須貝拓也撮影)

 【本別】十勝管内の小学校で運動会シーズンを迎える中、本別仙美里小学校(松下政博校長、児童20人)は1日、他校に先駆けて開催した。来年3月で124年の歴史に幕を下ろすことが決まっており、今回が最後に。“閉校記念大運動会”と銘打ち、児童や保護者だけでなく、地域住民らもコロナ禍前以来、久々に参加して節目を飾った。

 雲の合間から青空がのぞき涼しい風が吹く中、子どもたちは胸を張って入場行進。開会式では松下校長が「心を一つにすることで大きな力が生まれ、それは希望の光となり大きな充実を生む」と述べ、大和田敦也PTA会長と齊藤歩睦(あゆむ)児童会長(6年)があいさつ。白組団長の方川洋峰(ひろたか)さん(6年)と赤組団長の齊藤児童会長が元気いっぱいに宣誓した。

 競技は個人種目の100メートル走や団体で競う大玉転がしのほか、児童が引いたカードに書かれている人と二人三脚などでゴールを目指す「バラエティレース the final」で熱戦を展開。赤白に分かれた2チームによる全校リレーで締めた。閉校記念事業協賛会(新津良明会長)が企画した、地域住民も参加の「みんなで玉入れ」も行われ、運動会終了後には餅まきも実施した。

 同校は1901(明治34)年10月1日、第一本別簡易教育所として設立。仙美里尋常小、仙美里国民学校などを経て、47年に現校名となった。(北雅貴)

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