ナイタイ高原など2サイクルルートを追加 トカプチ400
十勝管内の自治体や観光協会、サイクリストなどで構成する北海道TOKACHIサイクルツーリズムルート協議会(事務局・帯広開発建設部)は、十勝のナショナルサイクルルート「トカプチ400」の地域ルートに、上士幌町内の二つのルートを追加した。地域ルートの追加は初めて。
新ルートはナイタイ高原牧場の眺望を楽しめる「ナイタイ高原ライド」と、畑が広がる町並みを楽しめる「かみしほろヒルズライド」。どちらも道の駅かみしほろが起終点。「ナイタイ-」が中級者向け、「かみしほろ-」が初級者向けとなっている。
両ルートは昨年9月に上士幌町から協議会に申請され、情報発信やサイクリストの受け入れ環境、道路の整備状況、走行ルートの安全性などを確認して、3月に承認された。地域ルートの申請は随時受け付けており、複数の自治体が相談を持ち掛けている。
帯開建は「ナショナルサイクルルートの看板を活用し、地元の魅力を盛り込んだ地域ルートで観光振興に役立ててほしい」としている。(吉原慧)
<トカプチ400>
帯広市を起終点に上士幌町から大樹町までを8の字で結ぶ延長403キロのルートで、全国6カ所のナショナルサイクルルートの一つ。同ルートを活用した地域観光の振興を目的に、23年には管内六つのルートを「地域ルート」に設定した。今回の追加で地域ルートは管内7市町8ルートとなる。