寺内(御影中)、類家(帯二中)、伊東(御影中)活躍の日本代表準V 女子アイスホッケーユース五輪
第4回ユース五輪冬季大会(韓国)の女子アイスホッケー競技(1月28~31日)で、日本が準優勝の成績を収めた。高須クリニック御影グレッズからメンバー入りしたDF寺内姫夏(きか、御影中3年)、DF類家ここ(帯二中2年)、FW伊東紡季(つむぎ、御影中同)がチームの活躍に大きく貢献。主将を担った寺内は「2連覇はできなかったが、海外のチームと対等に戦えてすごく良い経験になった」と手応えを得た。大会には6チームが出場。日本は3チームによるグループリーグを突破し、スイスとの準決勝に2-1で勝利。決勝でスウェーデンに0-4で敗れた。(新井拓海)
躍進の口火を切ったのは主将だった。グループリーグ初戦のノルウェー戦の第1ピリオド(P)10分すぎのパワープレーで、DF寺内が先制点を挙げた。U18日本代表も経験する実力者は全体を振り返り、「今年の自分の目標は攻めるディフェンス。攻撃に参加し、積極的に前でプレーできた」と話した。
スイスとの準決勝では、類家が1-1とするゴールをアシストした。大会を通して自信を得た類家は、帰国後のプレーにも安定感が増したという。「ブルーライン付近からのシュートやパスの正確さをさらに強化する」とし、優勝したスウェーデンから、体を入れるパックの守り方など学びも忘れなかった。
体格の大きい海外選手を相手にも果敢に挑んだという伊東は、「リバウンドの反応もうまくいって成長できた。さらに判断力を高め、最適なプレーを選択したい。シュートの精度も上げる」。伊東はU18入りへさらに努力する決意も固めるなど、大舞台での好成績に各選手が弾みを得た。