イブにジュエリーアイスの贈り物、今冬も漂着 名付け親の浦島さんが撮影
【豊頃】豊頃町内の大津海岸に打ち上がる氷塊「ジュエリーアイス」が、今年も姿を見せ始めた。ジュエリーアイスの名付け親で町観光大使の写真愛好家浦島久さん(71)=帯広市在住=が24日、今冬初めて撮影に成功した。
浦島さんは「クリスマスイブにジュエリーアイスがあればいいな」と、今季初めて同海岸を訪れ、氷塊を見つけ、午前7時ごろカメラに収めた。「期待していなかったけれど、ちょうどいいクリスマスプレゼントになった」と話した。
同町大津のこの日の最低気温は氷点下14・2度。7日連続で同12度以下の冷え込みが続いたが、氷塊の数はまだ少ない。浦島さんは「1月中旬以降になるともっとたくさん打ち上げられ、見頃になるのではないか」と期待している。
一方、豊頃町内の茂岩橋からは24日朝、厳しい冷え込みでできた十勝川の氷が、下流に向けて流れる様子が見られた。とうとうと流れる川を昇る朝日が照らし、幻想的な姿が広がった。(吉良敦、高橋強通信員)