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帯北攻撃的サッカーで圧勝16―0根室、東雲と小田部ハットトリック、サッカー全国高校選手権道大会初日

【1回戦・帯北―根室】前半2分、帯北のDF(2)東雲夢輝(中央)が先制点を決め仲間と喜び合う

 【苫小牧】サッカーの第102回全国高校選手権大会道大会(道サッカー協会など主催)の初日は21日、苫小牧市緑ケ丘公園などで1回戦の12試合を行った。帯北は根室に16-0で大勝、2回戦に進出した。第2日の22日は2回戦の7試合を行い、帯北は北星学園大附属高と対戦する。(新井拓海) 

帯北「一人ひとりがパフォーマンス発揮」
 帯北が根室を圧倒した。先制点は試合開始わずか2分、DF斎藤永遠(3年)のコーナーキックにDF東雲夢輝(同)が頭で合わせた。東雲は自身3点目も同じ流れで決めるなど、FW小田部聖洸(同)と共にハットトリックを達成した。片桐聡監督は「早い段階での得点がチームの硬さを取ってくれ、一人ひとりがパフォーマンスを発揮できた」とたたえた。

 結果にこだわって経過に集中してきたチームだ。4季ぶりに参戦したプリンスリーグでは1分13敗だったが、それも集大成への過程。「粘り強さがある3年生。プリンスで勝てない中、勝ちにこだわりつつ経過に集中してきた。『シンプルに縦に』へ、リーグ戦から修正できている」と片桐監督。コロナ禍明けのトレーニング不足が同リーグには響いたが、ここにきて各選手の能力の高まりに指揮官も手応えを得ている。

 根室光洋中出身の鵜ノ澤空矢主将(3年)にとっても、意義ある勝利になった。相手選手全員がかつて練習を共にした仲間で、見守った相手保護者からの注目もあった。「親元を離れて成長したところを見せる。もう帯北とはやりたくないと思わせるくらいの気持ちで臨んでいた」と全力プレーを貫徹。アンカーとしてチームを統制しながら、終盤には自身でも15得点目のシュートを突き刺した。

 次戦へ「相手どうこうではなく、自分たちの攻撃的サッカーで全国出場をつかみ取る」と、鵜ノ澤主将は意気込んだ。

▽1回戦
帯北 16(9-0 7-0)0 根室
▽得点者
【帯】
(1)東雲(前半2分)
(2)相澤(同13分)
(3)小田部(同20分)
(4)小田部(同22分)
(5)今城(同24分)
(6)相澤(同30分)
(7)東雲(同32分)
(8)小田部(同36分)
(9)梅本(同38分)
(10)東雲(後半11分)
(11)溝部(同12分)
(12)佐藤(同17分)
(13)溝部(同18分)
(14)清野(同25分)
(15)鵜ノ澤(同29分)
(16)斎藤(同34分)

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