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スカイアース完封勝利、ホーム最終戦で3―0札幌蹴球団 サッカー道リーグ第13節

【第13節・北海道十勝スカイアース―札幌蹴球団】前半43分、スカイアースのDF河邊拓己(右、青色ユニホーム)が頭で先制弾を決める

 社会人サッカーの道リーグは10日、各地で第13節を行った。ホーム最終戦に臨んだ北海道十勝スカイアースは帯広の森球技場で、札幌蹴球団に3-0で完封勝利した。最終の第14節を残し、スカイアースは唯一の全勝を維持して首位。2位のBTOP北海道も勝利し12勝1敗とした。スカイアースは24日の最終節、岩見沢市岡山スポーツフィールドで午前11時からBTOP北海道と、リーグ優勝を懸けて直接対決する。(新井拓海)

最終節のアウェー決戦へ「本当の戦い」
 得失点差ではBTOP北海道に14点引き離されていたスカイアース。勝利に加えて大量得点も求められたが、札幌蹴球団との第13節を3-0で終えた。

 守りを重視した相手に苦しんだ。それでも、前半43分にはDF河邊拓己が頭でねじ込む先制弾。後半にFW川元雄太が2点目を加え、FW横野純貴の3点目もサイドを突破した川元がアシストした。「今年に懸ける思いは強い。良い選手もたくさんいる。昨季があって今年は強くなれたことを証明したい」とチーム3年目の川元は力を込める。

 BTOPサンクくりやま(当時)が台頭した昨季、道リーグ制覇を逃した。前身の十勝FCからの6連覇を阻んだ大きな壁。JFL昇格を決める全国地域チャンピオンズリーグに挑むことすらできなかった。

 そんな難敵を7月の7節では3-0で下した。道リーグ優勝への再戦で、中盤の攻防は鍵になる。今回、MFの水野匠弥や渡辺滉大が大事を取ってメンバーを外れ、ややかみ合わなかった攻撃を長野監督は反省したが、それもすべてはリーグ集大成への最善策だ。

 700人を越える観客が駆けつけたホーム最終戦で、多くの子どもたちも見守る中、過熱したスカイアースの選手が警告を受ける場面もあった。長野監督は試合後、マイク握ってその理由を強く訴えた。「選手は本気でボールを追いかけて、本気で命を懸けている。岩見沢に応援を届けてほしい。その先にJFL昇格を懸けた本当の戦いがある」

 敵地に乗り込み、リーグ2強同士の最終節に全身全霊で挑む。「(他チームとは)まったく別の試合展開になることはチーム全体で分かっている。スプリント、球際は強く求められる。そこで負けなければ結果は着いてくる」と、川元は気を引き締めた。

北海道十勝スカイアース(13勝) 3(1-0 2-0)0 札幌蹴球団(1勝2分10敗)
▽得点者
【北】
(1)河邊拓己(前半43分)
(2)川元雄太(後半33分)
(3)横野純貴(同39分)

BTOP北道(12勝1敗) 7-3 ノルブリッツ北海道FC(8勝5敗)
札大GP(7勝1分5敗) 5-0 旭蹴会(3勝1分9敗)
北蹴会岩見沢(5勝8敗) 3-2 日本通運FC(1勝12敗)

▼順位
(1)北海道十勝スカイアース(勝ち点39)
(2)BTOP北海道(36)
(3)ノルブリッツ北海道FC(24)
(4)札大GP(22)
(5)北蹴会岩見沢(15)
(6)旭蹴会(10)
(7)札幌蹴球団(5)
(8)日本通運FC(3)

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