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広小路マーケット次回は9月30日開催 帯商商業委

広小路マーケットの課題などを議論した商業委員会

 帯広商工会議所の第5回商業委員会(村松一樹委員長)が11日、市内の帯広経済センタービルで開かれ、6月4日に試行的に初開催した歩行者天国事業「広小路マーケット」について課題などを検証。「中心部に久しぶりの活気」「天候に左右されないアーケードに優位性」など肯定的な意見が聞かれ、次回は9月30日に開催することを確認した。

目標超える来場も運営体制には課題
 同事業は藤丸閉店後の中心部のにぎわいづくり創出を目指し、広小路商店街振興組合と共同で開催。来場者1000人を目標に、通行規制した広小路に飲食など約40店が出店した。

 事務局によると、当日は8883人が来場。商業委の議員企業の協力出店や一部運営ボランティアなどもあり、1時間無料駐車券サービス(3カ所で計175件)や、日本旅行北海道への出店者管理などの業務委託に要した経費を踏まえても、収支はプラスだった。出店は飲食の売り上げが高い傾向だったという。

 関係者からの聞き取りや委員からは「市民はイベントを渇望。にぎわいづくりにつながった」「悪天候でアーケードのある広小路で開催する意義が強く感じられた」などの意見があった。一方、「緊急車両の通行スペース確保が一部不十分」「もっと商店街と連携を」「ボランティア頼みではなく、継続性ある運営体制」などの課題も聞かれた。

 2回目は土曜とし、今後内容を詰める。村松委員長は「所紀夫副会頭が掲げる将来的な通年実施に向け、課題を整理したい」とした。

 12人が出席。今期のもう一つの事業の柱「飲食店予約システム」の検討について、NTT東日本-北海道の北垣雅之北海道東支店長らが情報提供した。(佐藤いづみ)

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