食や温泉…1人分無料のふたりぼっちパス12日発売 トカプチ雄大空間
「十勝シーニックバイウェイトカプチ雄大空間」代表者会議(野村文吾代表)が企画する「ふたりぼっちパスポート」の販売・利用が12日からスタートする。加盟施設の対象商品・サービスを2人で利用すると1人分が無料となる。1冊1400円で、11月末まで。
同空間は帯広など8市町がエリア。同会議は観光などの地域活性化策を目的に活動する。ふたりぼっち-は4年目の企画で、シーニックの道推進協によるベストプロジェクト2021で最優秀賞など3冠を獲得、今年表彰もされている。
今シーズンはグルメや温泉、ガーデンなど42店・施設が加盟。1施設当たり600~1200円の割引が受けられ、全施設利用すると約2万円お得になる。人気スポット「北の屋台」全20店も加盟する。
昨年パスポート型にリニューアルし、引き続き表紙は週刊少年サンデーで「十勝ひとりぼっち農園」を連載中の漫画家、横山裕二さん描き下ろしイラストを採用。昨年の利用数は4748件と、前年(2290件)の2倍以上に伸びた。
事務局の帯広商工会議所の和泉友喜乃主事は「アンケートではパスポート利用のため十勝観光に来たとの声も寄せられ、認知度の向上を実感。もちろん地元の人もぜひ活用を」と呼び掛ける。
限定3000冊で、加盟施設のほか、ザ・本屋さん(市内近郊)、岡書、宮脇書店(いずれも市内)などで販売。詳細は公式ホームページか帯商(0155・67・7360)へ。(佐藤いづみ)