知事選候補三原氏が十勝入り
4月9日投開票の道知事選に立候補した無所属の新人で理美容師の三原大輔氏(48)が3月31日、十勝入りした。JR帯広駅前など帯広市内を徒歩で遊説し、通行人や車両に手を振って支持を呼び掛けた。
三原氏は同日午前、札幌市から単身で特急に乗って帯広駅に到着。トレードマークの和服にたすきを掛け、駅北側交差点付近に立った。街頭演説に必要な標旗などを持参しなかったため、主に通行人や通行車両に手を振ってアピールした。
立候補の動機で訴えの柱は北海道百年記念塔(札幌市厚別区)の保存。「極寒の大地を開拓した先人たちの心を体現する存在。既に解体が始まっているが、こういう形で終わるのは寂しい。自分が立候補することでスポットが当たる」と話し、関心を寄せる通行人らに主張を説いた。
23日の告示後は、百年記念塔周辺などを遊説し、札幌圏以外の都市での選挙活動は帯広市が初めて。「少子高齢化は全国の地方にとって大きな問題」と語って、対策の必要性を強調した。掲示板に自らポスターを貼りながら中心部を歩き、帯広百年記念館がある緑ケ丘公園方面にも足を運んだ。(統一地方選取材班)