4年男子の黒坂大会新 全十勝児童スケート選手権
スピードスケートの第68回全十勝児童選手権(帯広スケート連盟など主催)が1月28日、明治北海道十勝オーバルで行われた。4年男子は、500メートルで45秒70の大会新をマークした黒坂宏斗(忠類)が1000メートルも自己ベストで制して総合優勝した。同女子は、500メートルで46秒88の大会新の石川優和(上士幌)が1000メートルでも首位となり総合優勝。6年男子は所旺佑(白人)が得意の1500メートルで巻き返し、逆転で総合優勝した。(古川雄介)
500メートル45秒台 トップ選手の滑り参考に 黒坂
滑るたびに記録を更新している4年男子の黒坂宏斗が、500メートルで45秒台に突入。「100メートルが12秒8といいタイムが出た。足がいっぱい動いた」と大満足の内容だった。力づくではなく、低い姿勢を維持した、スムーズなフォームでの加速が持ち味だ。
月曜日以外はオーバルか大正小のリンクで練習に励む。昨年末の全日本選手権などのテレビ放送も録画し、「一歩を大きく滑っている」とトップ選手のスケーティングを参考にしている。1000メートルも自己ベストながら、「飛ばし過ぎて最後は(ラップが)落ちた」と反省も忘れない。
毎週末大会が続き、疲れもあるが、「氷に乗れば大丈夫」と元気いっぱい。全十勝小学校選手権(5日)、全日本ノービス(11、12日・苫小牧)とダブルトラックの大会を控え、「500メートルは45秒台前半が目標」と記録に挑戦する。
コーナーはもっと押したい
4年女子総合優勝・石川優和の話
1000メートルは狙ったタイムが出なかった。もっとコーナーで深く押したい。山梨県での全日本ノービス(1月21、22日)は屋外のベストを出して2種目優勝できた。ダブルトラックでも1分34秒台を出したい。
自己ベストに近いタイム
6年男子総合優勝・所旺佑の話
500メートル(3位)は3歩目くらいで抜けて出遅れた。1500メートルはトップとのタイム差を意識して、自己ベストに近いタイムを出せた。KSCの先輩の久保颯大さん(札内東中3年)のような滑りがしたい。