清水御影準V 個人スキルとパスワークで勝ち上がる アイスホッケー全道小学生大会
【苫小牧】アイスホッケーの第43回全道小学生選手権大会(道アイスホッケー連盟主催)が7~9日、苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナなどで行われた。十勝から出場した清水御影は3年ぶりに決勝に進出し、BLUEサンダーズ(苫小牧)に2-5で敗れたものの準優勝と健闘した。このほか、1回戦でVortex大空は1-3で釧路ユナイテッドBに、幕別浦幌は2-4で札幌星置ゲッターズに敗れた。各地区の代表13チームがトーナメントで争った。(古川雄介)
接戦に強さ 最後まで諦めず
2回戦でアイスナイト釧路に2-1で競り勝った清水御影は、準決勝でBURNING BULLET(苫小牧)に7-4と快勝。決勝は、第1ピリオド9分すぎに飯嶋凌太(6年)が先制点を挙げたが、同ピリオド終盤に2点を奪われ逆転を許した。第2ピリオドは4年生の点取り屋、堀江虎太郎のゴールで1点差に詰め寄るも、キルプレーでの失点などで突き放された。
中村吏翔主将(6年)は「難しいプレーをしようとしてパックを奪われた。シュートブロックもできていなかった」と悔しさをにじませる。大会はメンバー3人を体調不良で欠いていた。2日目のダブルヘッダーをこなした翌日の4試合目は体力的にもきつかったが、「3人の分までカバーしながら、最後まで諦めずにやれた」と胸を張った。
個人スキルとパスワークで光るプレーを見せた清水御影だが、決勝のシュート数は相手の27本に対し、14本にとどまった。泥臭くリバウンドをたたきに行くプレーは少なかった。梅森泰正監督は「中をしっかり守る相手に対し、もう少しシュートが欲しかった」と振り返った。
今季は中学世代の全十勝Cが全道制覇。続いて小学世代の清水御影も、3年ぶりの優勝は逃したが十勝1位のレベルを存分にアピールした。梅森監督は「苦しい試合を勝ち上がり、決勝もプレッシャーの中でよく食らいついた」と、選手たちの奮戦をたたえた。
(1、2回戦は関係分)
◇1回戦
釧路ユナイテッドB 3(1-1 2-0 0-0)1 Vortex大空
▽得点者
【釧】大場3
【V】山岸
▽アシスト
【釧】藤田、鈴木凰、吉川、北原
【V】半田
▽反則
【釧】5
【V】2
▽シュート数
【釧】22
【V】17
清水御影 5(1-0 1-2 3-0)2 北海道バーバリアンズU12
▽得点者
【清】堀江3、中村吏、白壁
【北】煤孫、幅
▽アシスト
【清】飯嶋2、白壁
【北】難波
▽反則
【清】1
【北】2
▽シュート数
【清】26
【北】13
札幌星置ゲッターズ 4(0-0 2-1 2-1)2 幕別浦幌
▽得点者
【札】山本桜3、吉川
【幕】小川、和田
▽アシスト
【札】藤川4、山本結、山本桜、村津伶
【幕】和田
▽反則
【札】0
【幕】1
▽シュート数
【札】22
【幕】21
◇2回戦
清水御影 2(0-0 1-1 1-0)1 アイスナイト釧路
▽得点者
【清】堀江、白壁
【ア】斉藤桃
▽アシスト
【清】飯嶋
【ア】宇井あ、林
▽反則
【清】2
【ア】1
▽シュート数
【清】17
【ア】16
◇準決勝
清水御影 7(2-1 4-1 1-2)4 BURNING BULLET=苫小牧
▽得点者
【清】堀江5、白壁2
【B】川島日、楠木、三橋、松田
▽アシスト
【清】中村吏4、白壁2、近藤
【B】加藤2、森2、川島日
▽反則
【清】2
【B】1
▽シュート数
【清】30
【B】27
BLUEサンダーズ=苫小牧 4(0-0 3-0 1-0)0 苫小牧Westアイスキング
◇3位決定戦
BURNING BULLET 3(0-1 1-0 2-1)2 苫小牧Westアイスキング
◇決勝
BLUEサンダーズ 5(2-1 3-1 0-0)2 清水御影
▽得点者
【B】山口2、橋本、花井、清水
【清】飯嶋、堀江
▽アシスト
【B】橋本3、清水3、山口
▽反則
【B】2
【清】2
▽シュート数
【B】27
【清】14