北海道NIEが「25年のあゆみ」を発刊 17年ぶりの記念誌
【札幌】北海道NIE推進協議会はこのほど、新聞を活用した教育活動の歴史をまとめた「北海道NIE25年の歩み」を発刊した。記念誌の作成は2005年に発刊した「10年の歩み」以来、17年ぶり。学校現場でNIEを実践してきた教員や元校長ら30人の論考などとともに、四半世紀におよぶ活動実績をまとめた。
NIE(エヌ・アイ・イー)は、「Newspaper In Education」から頭文字を取った。学校などで新聞を教材として活用する取り組み。十勝毎日新聞社や北海道新聞社など道内の報道機関13社と学校が連携して普及活動を推進している。
今回の記念誌はA4判96ページ。全道179市町村の教育委員会や実践指定校に寄贈した。十勝からは上士幌小の池田圭子教頭と帯広啓西小の野上泰宏教諭が論考を寄せたほか、北海道十勝新聞教育研究会の阿部英一氏(上更別小校長)が地域の活動を紹介した。
(奥野秀康)