住警レッドが園児に啓発 帯広消防署が火事などの対応訓練
帯広消防署は15日から始まった「秋の火災予防運動」の一環として、市内の幼稚園や保育園で構成される「幼年消防クラブ」を訪問し、園児に火事などの対応訓練を実施している。17日には市内の松葉保育所(竹田万希子所長、園児55人)で、同署員らによるオリジナル戦隊ヒーロー「住警レンジャー」のレッドが、火事などの日常に潜む危険に対する正しい行動を指導した。
年長児16人が参加。始めに、カードに描かれた火事や地震などのお題に合わせてポーズを取るゲーム「ぼうさいダック」を行った。レッドと園児の対決では、数回ミスを犯したレッドが敗北し、園内は大きな笑い声に包まれた。
その後はけむりを吸わないように建物から避難する練習も行った。田元日和ちゃん(6)は間近に見る消防隊員やレッドの姿に「かっこよかった」と笑顔で話し、災害などの対応について「できる!」と、しっかり学習した様子だった。
同署指導課の平子裕基消防司令補(40)は「成人してからも対応ができるよう、家庭でも火災時などの行動についてお子さんと話していただければ」と呼び掛けている。(山田夏航)
住警レッドが園児に啓発 帯広消防署が火事などの対応訓練