松本悠汰2冠、女子単は石原綾弓頂点、勝毎杯全十勝秋季高校バドミントン大会
バドミントンの第55回十勝毎日新聞社杯争奪全十勝高校秋季大会(十勝バドミントン協会主催)が9月24、25の両日、芽室町総合体育館などで行われた。1部男子はシングルスを松本悠汰(帯大谷2年)、ダブルスは松本・濱下虎哲組(同同)が制した。松本は単複2冠。1部女子シングルスは石原綾弓(帯大谷1年)、ダブルスは金谷心美・片山咲弥組(同同)が優勝した。(古川雄介)
松本悠汰、貫禄勝ちも全国見据えレベル向上誓う
最後は角度のあるスマッシュで決着。1部シングルス決勝の帯大谷対決はエースの松本悠汰(2年)が貫禄を見せた。「相手のミスに助けられた。もっとプレーの基準を上げていかないと」と、求めるレベルは先にある。
北北海道代表として9月17~18日の全日本ジュニア選手権(北九州市)のシングルスに出場。初戦の2回戦は快勝したが、3回戦で、優勝したU19日本代表の谷岡大后(福島・ふたば未来学園高2年)に11―21、10―21で完敗した。
「相手は速いスピードの中で逆を突いてきた。自分は遅かった」と高校トップレベルとの差を痛感。選抜大会に向けてショットの精度、フットワークともに底上げするつもりだ。
石原綾弓、冷静に立て直して頂点
1部女子のシングルス決勝は1年生の石原綾弓(帯大谷)が勝利。1ゲーム目にはリードを許したが、冷静にラリーを制して立て直した。「点差が開いた時に前に踏み込めていない」と反省を口にした。
力のある1、2年生の中で、着実に実力をつけている。9月の道選手権でシングルス3位も物足りない。「北北海道で圧倒できないと、全国では手も足も出ない」と上のステージを見据える。
下宿暮らしで自己管理にも気をつかう。土、日曜日は自分で食事を作るが、好きなものは我慢してバランスを重視。部屋でのストレッチも欠かさない。「早めに食べて、早く寝ること」と生活をバドミントンにささげている。
【男子】
<1部>
◇シングルス
▽準決勝
松本悠汰(帯大谷) 2-0 菅原一聡(帯大谷)
野崎逸斗(帯大谷) 2-1 濱下虎哲(帯大谷)
▽3位決定戦
濱下 2(21-17 21-11)0 菅原
▽決勝
松本 2(21-18 21-14)0 野崎
◇ダブルス
▽準決勝
菅野愛都・野崎逸斗(帯大谷) 2-0 澤沼蒼太郎・武下佳司(帯柏葉)
松本悠汰・濱下虎哲(帯大谷) 2-0 菅原一聡・田部時生(帯大谷)
▽3位決定戦
菅原・田部 2(21-17 23-21)0 澤沼・武下
▽決勝
松本・濱下 2(19-21 22-20 21-16)1 菅野・野崎
<2部>
◇シングルス
▽決勝
内尾紀希(音更) 2-1 遠藤颯斗(帯北)
◇ダブルス
▽決勝
工藤滉太・国安竜輝(白樺学園) 2-0 道見海斗・柴田健吾(帯柏葉)
【女子】
<1部>
◇シングルス
▽準決勝
江口碧(帯大谷) 2-1 木村百華(帯大谷)
石原綾弓(帯大谷) 2-0 金谷心美(帯大谷)
▽3位決定戦
金谷 2(21-18 21-12)0 木村
▽決勝
石原 2(21-18 21-9)0 江口
◇ダブルス
▽準決勝
金谷心美・片山咲弥(帯大谷) 2-1 小野田琉加・愛澤琉衣(帯緑陽)
江口碧・石原綾弓(帯大谷) 2-1 木村百華・上山怜来(帯大谷)
▽3位決定戦
木村・上山 2(21-12 17-21 21-11)1 小野田・愛澤
▽決勝
金谷・片山 2(21-19 21-19)0 江口・石原
<2部>
◇シングルス
▽決勝
田中希愛(音更) 2-1 仁科ひより(帯緑陽)
◇ダブルス
▽決勝
水野ひかり・長根みるく(幕別清陵) 2-1 土谷萌佳・横堀陽詩(芽室)