藤丸8月売り上げ24%増、4カ月連続プラス
地元百貨店・藤丸(藤本長章社長)は、8月の売り上げ状況を公表した。全館では前年同月比24・6%増の3億8956万円。前年比プラスは4カ月連続。同店は来年1月末での閉店を公表しており、7月から始めた閉店セールが売り上げを押し上げたとする。15日からは秋物衣料の特価品も拡充、人気テナントの家具メーカー・カンディハウスのセールも始まっており、同店はさらなる来店増を期待している。
婦人雑貨は66・5%増の6629万円。バッグや靴、ウイッグなど全般的に大きく増加。婦人衣料はミセス向けが44・5%増の3117万円、キャリア向けが56%増の3188万円だった。「外出制限がなかったこともあり、フォーマルなど定番商品も売れた」(営業部)としている。
紳士服・アウトドア用品も65%増の3937万円。家庭雑貨は51・6%増の3930万円で、第1弾から閉店セールを開始した「エトピリカ」が4・4倍と大きく伸びた。人気キャラクター催事などが好調に推移し雑貨・子供服は68%増の3188万円。食料品は5%増の1億4405万円。
カンディハウスあすまで特価販売
カンディハウスのセールは店内のディスプレー品を特価で提供、20日まで。営業部は「閉店は大変残念だが、セールは長期戦。しっかり対応したい。衣料も秋物に切り替わり、セール品も増やした」としている。(佐藤いづみ)