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マコトヤ跡、イラストで明るく、元ISTの佐藤さん制作

「歩くのが少しでも楽しくなるデザインに」と話す佐藤さん

 帯広・広小路内のマコトヤだった空き店舗(西2南8)の窓ガラスに、メルヘンタッチの大きなイラストが出現し、道行く人の目を楽しませている。

 描いたのは、大樹町内のインターステラテクノロジズ(IST)の元社員でイラストレーターの佐藤静香さん(32)。

 佐藤さんは愛知県生まれ。東京工業大卒。2018~19年にISTに技術者として勤務。退職後は全国を回り、「国内外を旅し、旅先で絵を描くなどして生活したいと考えるようになった」と佐藤さん。イラストは大学時代から取り組み、雑誌の挿絵なども手掛けた。5月から再び大樹に滞在、現在もデザインの仕事などをしている。

 場所は藤丸の東向かい、平原通と広小路に面している。70年以上マコトヤが営業していたが、昨年8月に移転し空き店舗に。所有する高橋加工部(帯広市、高橋猛文社長)が「通りを明るくしたい」と佐藤さんに依頼した。

 高さ2メートル以上あるガラス5面に、笑顔で傘を持ち歩く女の子などをポスカ(フェルトペン)を使い、7月29日から1週間かけて描いた。隣接する紅屋のシャッターにも作品を製作中。佐藤さんは「今後も地域のにぎわいにつながる活動に協力したい」と話している。佐藤さんへの問い合わせはメールsummer.boys35@gmail.com(佐藤いづみ)

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