鈴蘭公園の夜桜ライトアップ開始 音更
【音更】花見の名所として知られる音更町の鈴蘭公園(町鈴蘭公園2)で25日夜、夜桜ライトアップ(音更町商工会青年部主催)が始まった。見物客が次々と訪れ、幻想的な雰囲気を満喫した。
同青年部が2000年から実施している。今年も音更電業協会(大塚秀行会長、会員9社)と町内の小枝産業(小枝秀則代表)の協力を得て、日中に公園内に発電機1台を持ち込み、100ワットと150ワットのLED照明を各20基設置した。
公園内のサクラは、日当たりがいい南側を中心に開花しており、現時点では八分咲き程度。この日のライトアップは午後7時に始まり、早速家族連れやカップル、友人同士などがスマートフォンで撮影を楽しんでいた。
同公園付近に住む会社員の田中香織さん(49)は、鈴蘭小学校3年生の夢歩さん(8)とジョギングの途中に2人で訪れ、「明るくてきれい」と喜んでいた。また、町内の保育士後藤未夢さん(22)と、友人で帯広市内の自営業大槻菜月さん(29)は「少し寒いけど、すごいきれいで仕事の疲れも吹き飛ぶ」と話していた。
ライトアップはサクラが散るまで数日間行う予定。点灯時間は午後7時~同9時。天候やサクラの状況によっては早めに終了する場合もある。(内形勝也)
帯広は満開に
帯広測候所は25日、帯広のサクラが満開になったと発表した。1953年の統計開始からもっとも早く、平年より10日、昨年より2日早かった。過去の最も早い記録は1998年の4月26日。同日午前10時20分ごろ、同測候所内の標本木(エゾヤマザクラ)を観察し、満開の基準となる約8割の花が開いているのを確認した。