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根室線でH100形がデビュー JR北海道

JR帯広駅に停車する新型のH100形電気式気動車(12日午前10時20分ごろ、JR帯広駅。小山田竜士撮影)

 JR北海道は12日のダイヤ改正に合わせ、根室線(新得-釧路間)全54本の車両を、従来の「キハ40系気動車」(定員96人)から新型の「H100形電気式気動車」(定員99人)に入れ替えた。帯広駅では写真に収めたり、乗車したりする鉄道ファンの姿が見られた。

 通学などで親しまれたキハ40系は車両の老朽化が進んできたため、同社がH100形への置き換えを順次行っている。

 低床化によってホームとの段差が縮小した。車内には、車いすの乗客も利用しやすい大型のバリアフリートイレを設けているほか、十勝管内を含む釧路地区の普通列車用車両では初となる冷房装置も完備。乗降ドアは押しボタン式の半自動開閉となるため、乗降の際は乗客自らがボタンを押してドアの開閉を行う。

初日から多くの人が利用したH100形の車内(12日午前10時20分、JR帯広駅で。小山田竜士撮影)

 動力性能が向上し、所要時間は新得-帯広間(従来平均63分)で7分、帯広-池田間(同平均30分)で4分短縮される。

 12日午前に柏林台から帯広まで乗車した土田真衣乃さん(13)と神成さくらさん(13)=ともに西陵中1年=は「きれいで、乗り心地も良かった」と話した。JR帯広駅の石崎雅史駅長は「冷暖房も付いて快適性が増した。新しい車両を利用して出掛けてほしい」としている。(津田恭平)

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