シカ革でレザークラフト ワイン城でヒュッゲな時間
【池田】一般社団法人いけだワイン城が主催する「いけだワイン城でヒュッゲな時間を」をコンセプトにした長期継続セミナーが2月26日、ワイン城で開かれた。町内外から8人が参加し、町内で捕獲したエゾシカ革を使ってポケットティッシュケースを作った。
今回で13回目で、「命を紡ぐレザークラフト」と題して町地域おこし協力隊の頓所幹成さん(24)が講師を担当。頓所さんは「ただ作品を手掛けるのではなく、命のありがたみを感じながらものを大切にしてほしい」と呼び掛け、作業工程を説明した。
参加者は肩から背中の部位で、20センチ×14センチの長方形に切り取った革を使い、菱目打ちで穴を開けた部分を好きな色のビニモ糸で手縫いするなどオリジナルのケースを完成させた。町内の塚谷冴美さん(37)は「シカ革は手触りが柔らかいので仕上がりが楽しみ。家でもアレンジしたい」と話していた。(水上由美通信員)