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しばれ君、つららちゃん仲良く登場 陸別町が案内標識更新

新旧の案内標識を紹介する(左から)渡邊委員長、野尻町長、佐久間さん

 【陸別】陸別町は、町境に設置する市町村の案内標識「カントリーサイン」を更新した。新デザインは町のマスコットキャラクター「しばれ君」「つららちゃん」が並んで立つ愛らしいデザインで、来町者を温かく出迎える。

 しばれ君は1983年、第2回しばれフェスティバルでのシンボルマーク募集企画で約50点の応募から選ばれたデザイン。考案した当時町職員の佐久間幹夫さん(78)は「防寒着を身に付けた少年をモチーフに(陸別の)寒さを印象付けようと思った」と振り返る。

 つららちゃんはしばれフェスの30回を記念して公募したキャラクターで2011年に誕生。地球温暖化の危機に警鐘を鳴らすためオーロラに乗ってきた妖精で、現在はしばれ君の恋人という設定。

 初代のカントリーサインは1991年に設置。赤い防寒着を身に付けたしばれ君が氷点下35度を指す寒暖計を持ち、寒さに震える様子が描かれていた。2代目カントリーサインにはつららちゃんと共に登場し、厳寒の中で仲良く並んで人とのつながりやぬくもりを伝えている。

 国道242号の足寄町境とオホーツク管内置戸町境、十勝オホーツク道と道道143号の同管内訓子府町境、同51号の同管内津別町境の計5カ所に設置。

 1月31日にはカントリーサイン架け替えのセレモニーが町関地区で行われた。野尻秀隆町長、佐久間さん、今年度のしばれフェスティバル実行委の渡邊祐哉委員長が出席。真新しい案内標識が掲げられていることを確認した。

 野尻町長は「陸別町のアピールに一役買えれば」と期待し、渡邊委員長は「まつりから生まれたキャラクターを大切にしてくれてうれしい。標識を励みに来年の開催に向けてスタートを切っていきたい」と話した。(折原徹也)

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