十勝勢9人のメダルラッシュなるか ドラマの続き、北京で
北京冬季五輪が4日に開幕する。十勝からはスピードスケートに幕別町出身の高木菜那(日本電産サンキョー-帯南商高出)、美帆(日体大職-日体大、同高出)ら6選手、女子アイスホッケーに志賀葵(トヨタシグナス、帯三条高出)、紅音(同、道文教大3年-同高出)姉妹、女子カーリングに石崎琴美(帯南商高出)の9選手が参戦。スピードスケート銀メダリストの池田町出身の長島圭一郎さんが、ショートトラックのヘッドコーチとして臨む。それぞれの競技でメダルへの期待が高まっている。
悲願と連覇狙う
スピードスケートは4年前の平昌五輪で金銀銅メダルを獲得した高木美が5種目に出場。1000メートル、1500メートルと団体追い抜き(チームパシュート)は金メダルを狙う。菜那もマススタートと団体追い抜きの2連覇のほか、今季W杯で2位に入るなど強化してきた1500メートルでメダルを目指す。初戦の3000メートルの状態に注目だ。男子500メートルの村上右磨(高堂建設)もメダル圏内。3大会連続の押切美沙紀(富士急-駒大苫小牧、中札内中出)、2大会連続の郷亜里砂(イヨテツ-山梨学院大、白樺学園高出)は休養期間を挟んで復帰。堀川桃香(白樺学園高3年)は現役高校生だ。
志賀姉妹が登場
志賀姉妹の所属する女子日本代表「スマイルジャパン」は3大会連続の五輪。前回は初勝利を挙げるなど過去最高の6位に。昨夏の女子世界選手権でも6位と奮闘した。メダル奪取を合言葉に練習に励んできた。志賀姉妹は得点が期待されるセットに組み込まれそうだ。3日にスウェーデン、5日にデンマーク、6日に中国、8日にチェコとそれぞれ予選リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメントに進む。メダルを狙うには予選で1位通過できるかが鍵となる。
カーリングの女子日本代表の初戦は10日。スウェーデンと戦う。10チームで争う1次リーグは17日まで行われるタフな試合日程。ソルトレークシティー、バンクーバーの2回の五輪を経験した石崎琴美は、前回銅メダルのチームをリザーブとして支える。
ショートトラックは男子5000メートルリレーでメダルを狙う。リレー種目に力を入れてきた成果を試す。(北雅貴)