おとふけいきいき体操パワーアップ 音更
【音更】お年寄りの筋力・活力が低下する「フレイル」の予防のために考案された「おとふけいきいき体操」が1年ぶりに内容を刷新した。運動時間が2倍になるなどパワーアップしており、音更町ではYouTube(ユーチューブ)での動画配信やパンフレット配布など普及に力を入れている。
同体操は、町の提案に応じた帯広市内の筋膜整体「TORERU(トレル)」代表で理学療法士の堀智貴さん(46)の監修の下、昨年11月にできた。第1弾は約4分間で、音楽に合わせて全身の筋肉を伸ばす運動が中心だった。
新しい第2弾は堀さんが監修し、北海道十勝スカイアースの選手らも協力した。約9分間にバージョンアップし、足首の柔軟運動、体幹運動、バランス機能改善に効果がある片足立ちなど16種の運動を音楽に合わせて行う。堀さんは「特に転倒予防に効果がある体操になっている」と説明する。
実演動画はスカイアースの選手らが出演し、ユーチューブの音更町高齢者福祉課チャンネルで配信している。スカイアースのゴールキーパーで町地域おこし協力隊の曵地裕也さん(31)は「一緒に体操をしましょう」と呼び掛けている。
第2弾の内容を紹介するパンフレットを町役場や木野支所、町保健センターなどで配布するほか、DVDも制作した。町保健福祉部高齢者福祉課は「地域サロンや老人クラブなどで新しくなった体操を試してもらいたい」としている。
問い合わせは同課(0155・32・4567)へ。(内形勝也)