毛ガニ初水揚げ しけで極少量 キロ単価1万円台に 広尾
【広尾】十勝沿岸で毛ガニの試験操業が解禁され、24日、広尾町の十勝港で初水揚げされた。この日は海がしけたため漁は早々に打ち切り、水揚げ量は極端に少なかった。このため1キロ当たり単価は1万円台の高値を付けた。
毛ガニ漁は資源保護のため、今年から本操業となっている。漁期は来年1月末まで。
広尾漁協管内では9隻が操業。当初は23日の水揚げを予定していたが、天候悪化で1日ずらした。24日も海の状態が悪く、漁船は午前5時ごろには早々と帰港した。
初日の水揚げ量は約20キロで、1キロ当たり単価は大が1万3000円、小は1万2555円。価格は昨年の初日を大幅に上回った。
同漁協では「海の状態が落ち着かない限り、どうにもならない。26日に再開したいが、海は今もしけており不透明」と話していた。(能勢雄太郎)