自宅でぜいたく時間を 管内酒店でも予約増 ボージョレ・ヌーボ解禁
フランス・ボージョレ地方のワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が18日に解禁され、十勝管内の酒店などでもさまざまな銘柄が並んだ。新型コロナウイルス感染予防のための「家飲み」需要で、コロナ前より予約本数を伸ばしている店もある。
ボージョレ・ヌーボーは11月第3木曜が解禁日となっている。帯広市内の百貨店藤丸地下1階の「酒華蔵」では、2000~5000円台の13種類を販売する。予約販売はコロナ禍で例年の2倍となった昨年よりもさらに伸び、遠方への発送の依頼も目立つ。家飲み需要の高まりに応えて用意した「赤白飲み比べ2本セット」(5280円)などお得な予約限定セットも完売した。
木箱やボックス入りの5000円台の商品が人気で、売り場担当の徳岡志織さんは「外に飲みに行けない分、自宅でぜいたくに過ごしたいのでは。お家飲みを少しでも盛り上げることができれば」と話す。
市内のワインプラザカワイ(西18南3)では十数種類約150本を入荷。15年ほど前の最盛期と比べると「一般化して、飛びつくものではなくなっている」と川合宏良社長。そうした中で「安いものは(スーパーなど)どこでも売っているので、5000円前後の高額の商品を中心に取りそろえている」と差別化を図る。(澤村真理子)