ゴボウ収穫量全道一の芽室町で、収穫作業盛ん
全道一のゴボウの収穫量を誇る芽室町で、秋の収穫作業が最盛期を迎えている。ゴボウは収穫機で畝から次々と掘り出され、選果場には新鮮な香りも漂っている。
JAめむろによると、芽室町は下層まで軟らかい土が広がっている畑が多く、ゴボウ生産に適している。ブランド品種の「めむろごぼう」は先端まで太く、真っすぐ伸びているのが特長。軟らかく、風味が強い。
町上伏古にある芽室町ごぼう生産組合(58戸)の組合長を務める鳥本和宏さん(49)の畑では、8月28日から収穫を始めた。
今年は約2・5ヘクタールにゴボウを作付け。春先の発芽不足や7月の高温少雨の影響も心配されたが、「8月に適度に雨が降り、太さ、長さともにあり、近年で一番の出来」(鳥本さん)と話す。
芽室町では今年、ゴボウを100ヘクタールで作付けたが、「2500トンの収穫予定を上回るだろう」(JAめむろ)。9割ほどは秋に掘り、残りは翌春に収穫する。主に関西方面を中心に出荷される。(松岡秀宜)