鹿追町の画家神田絵里子さんが札幌個展
【札幌】鹿追町の画家神田絵里子さんの風景画展が、札幌市内のカフェ「北都館ギャラリー」(西区琴似1ノ3)で開かれている。十勝の四季などを描いた油彩22点を出品し、愛好者の目を引いている。16日まで。
神田さんは鹿追ゆかりの画家神田日勝(1937~70年)の長女。繊細かつ温かみのある作風で道内にファンを広げている。
神田さんが北都館ギャラリーで個展を開くのは4回目。今回は然別湖の水辺や十勝の冬景色などを描いた近作を並べ、出品した作品は会期の終了を待たずに全て購入先が決まった。
「札幌を中心に道央圏の幅広い人が来場し、次々と作品が購入された」と北都館店主の松浦芳博さん。12日、会場を訪れた神田日勝記念美術館(鹿追)の小林潤館長は「その場に自分が立っていると錯覚させるような、引き込むような絵が彼女の特徴。お父さんの絵とはまた違う魅力がある」と話した。(奥野秀康)