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雪印メグミルク大樹工場がさけるチーズ増産へ 70億円を投資

さけるチーズの生産ラインを増設する雪印メグミルク大樹工場

 【大樹】雪印メグミルク(東京、西尾啓治社長)は、ナチュラルチーズの基幹工場となっている大樹工場(大樹町緑町35、和泉洋工場長)で、「さけるチーズ」の生産ラインを増設する。投資額は70億円。6月に着工し、2023年4月の稼働を予定している。

 13日の21年3月期決算説明会で公表した。

 コロナ禍による巣ごもり需要を受け、家庭用ナチュラルチーズの売り上げは好調に推移。さけるチーズは同社の主力商品で、大樹工場は3種類を生産、最も需要があるプレーン味は同工場が製造を担っている。13年にも増産目的で新棟を建設(68億円を投入)しており、さらなる生産体制の強化を図る。

 同社は「中長期的に生産体制を強化する」としている。さけるチーズの26年度の売上高は17年度比4割増を見込んでいる。

 大樹工場では昨年6月、カマンベールチーズの増産を目的に、約70億円を投入して新棟の建築工事に着手。同棟は来年7月に稼働する予定。現在の従業員数は345人(派遣社員含む)で、大樹、広尾両町から原料になる生乳を受け入れている。(松村智裕)

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