国立公園化に向けて十勝にも自然保護官事務所 11日の市議会一般質問
帯広市議会は11日に一般質問を再開、鬼塚英喜氏(市政会)と椎名成氏(公明)が登壇した。市側は日高山脈襟裳(えりも)国定公園の国立公園化に向け、来年度中に環境省の自然保護官事務所が市内に開設される見通しを示した。
椎名氏の質問に答えた。開設後は当面、国立公園指定に向けた地元自治体や団体との連絡調整役を担う。十勝圏活性化推進期成会が十勝側に保護官を配置することを要望していた。
小野真悟都市環境部参事は「事務所として使っていた市の建物を活用する方向で調整している」と述べた。
鬼塚氏は「帯広の森・はぐくーむ」周辺の道路整備について質問。和田亮一都市環境部長は「今後も安全対策や道路パトロールを行い道路環境の維持に努める」と述べた。(岡田優人)