日本吹矢レクリエーション協会帯広 全十勝健康吹き矢大会を初開催
的に向かって吹き矢を放ち得点を競う「全十勝健康吹き矢大会」が14日、帯広市内の市グリーンプラザで開かれた。「日本吹矢レクリエーション協会帯広」(細川善正代表)の主催で、同協会としては道内で初めての開催。出場者は腹に力を込め、思い思いに矢を的に飛ばして競い合った。
日本吹矢レクリエーション協会(東京都昭島市)は、競技性の高い吹き矢を健康増進の観点で手軽に楽しめるよう2015年に設立された。帯広では同協会の道内唯一の拠点で、17年から管内で講習会を開くなど活動を続けてきた。帯広市が市民団体の活動費を助成する「市民提案型まちづくり支援事業」(愛称・Mottoおび広がるプロジェクト)に今年度採択され、大会開催に至った。
競技では、約1メートルの細い筒から息を送り出し、7メートル先の専用の的に向かって矢を飛ばす。足腰の弱い高齢者でも競技を通じて腹式呼吸を行い、健康にも効果的とされる。競技は3種類で、ビンゴ形式のものもあり初心者でも楽しめるゲームもある。3競技の合計得点で順位を競った。
この日は十勝管内の高齢者を中心に22人が参加。競技で使用するものを小まめに消毒するなど感染症対策を施して開催した。この日優勝に輝いたのは郡山光規さん(帯広市)だった。
細川代表は「昨年10月に予定していた大会を延期していたので開催できてよかった。十勝でも競技者が集まるサークルができているので今後は定期的に大会を開きたい」と話していた。
問い合わせは、細川代表(0155・40・7322)へ。(本田龍之介)