広尾町とヤマト運輸 災害時の物資輸送などで協定
【広尾】広尾町とヤマト運輸(本社東京)は26日、包括連携協定を締結した。同社が自治体と結ぶ包括連携協定としては管内で初めて。
協定は、災害時における物資輸送や高齢者などの見守り、行方不明者や不審者に関する情報提供、ふるさと納税の推進に関する連携強化など、同社の物流ノウハウやネットワーク力を最大限に活用する内容。
この日、町コミュニティセンターで開かれた協定締結式には、町から村瀬優町長と協定各項目に関わる担当課長、同社からは道東主管支店(芽室)の鈴木庸介支店長と同社広尾センター責任者で十勝東支店(池田)の吉田勉副支店長ら4人が出席した。村瀬町長と鈴木支店長が協定書を交わした。
鈴木支店長は「協定を結ぶことが目的ではない。地域の悩みを知ってシステムづくりを進めたい。ネットワークを活用してもらい、地域がもっと便利に、もっと豊かになってくれれば」と話した。村瀬町長は「業務の中で広尾をよく知る方々。ネットワークを活用させてもらい、町づくりにつなげたい」と期待を込めた。(石原秀樹通信員)