19日開幕へ展示作業本格化 道立帯広美術館で蜷川実花展
写真家の枠を超え、映画やデザインなど幅広い分野で活躍する蜷川実花(にながわ・みか)さんの写真展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」(同展帯広実行委員会など主催)は19日の開幕が迫り、会場となる道立帯広美術館(帯広市緑ケ丘2)で展示作業が本格化している。
同展は「虚構と現実」をテーマにした6章立ての構成。蜷川さんの写真の本質に迫る表現を、会場全体で体感できる場となる。開幕に向けて10日から設置準備が始まり、14日には作品を実際に壁面に展示していく作業が進められた。
作品の中でも、「桜」は他会場の展示室にはない方法として、場内に設けられた一室を丸ごと活用。床や壁面、天井の全面を、サクラの写真で埋め尽くす。
同館の耳塚里沙学芸員は「写真集で1ページずつ見るような作品の数々が、壁一面に。実際にその様子を目の当たりにすると、写真の臨場感が伝わってくるよう」と話している。
会期は12月6日まで。前売券は一般1100円、大学生400円(高校生以下無料)で、勝毎サロン(藤丸7階)やイープラス、セブンチケットなどプレイガイドで販売中。問い合わせは帯広美術館(0155・22・6963)へ。(大木祐介)
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