酪農家が更別小で授業
【更別】更別小学校(栗原賢次校長)で15日、3年生の社会科の出前授業が行われ、村内の酪農家野島隆さん(67)が村の畜産業について語った。
村コミュニティ・スクールの一環。野島さんは「酪農を始めて約50年になる。現在90頭の牛を飼っている」と自己紹介。村内の搾乳牛飼養戸数や年間生乳生産量などを説明し、酪農家としての自身の日々の暮らしについて語った。
後半には「牛の体重は」「1日に食べる餌の量は」とクイズを出題し、児童は元気に手を上げて答えていた。JAさらべつ酪農部の川原仁志部長の協力で、大手乳業メーカー2社の牛乳飲み比べクイズもあり盛り上がった。
五十嵐亨仁君は「牛を90頭も飼っていてすごい」と声を弾ませ、斗澤芽依さんは「いろんな話を聞けて楽しかった」と笑顔だった。野島さんは「みんなが積極的に質問してくれたのがうれしい」と話していた。
16日には更別農業高校で、生徒の指導を受けて搾乳を体験した。
(斉藤さゆり通信員)