UIJターン促進で移住希望者に「Chai」「しゅん」を送付 帯広市
帯広市はUIJターン促進のため、十勝・帯広に移住を考えている人に、CMCの「Chai」、ソーゴー印刷の「しゅん」を送付する事業を始める。市は「十勝のリアルな暮らしの情報を発信し、移住に結び付けたい」(商業労働課)としている。
帯広市はこれまで、移住相談会の参加者に仕事情報などをメールで送っていたが、参加者から「現地のリアルな情報が欲しい」という声が上がっていた。このため、暮らしに役立つ情報が掲載されている市内の民間事業者が発行するフリーペーパーを送ることにした。
Chaiやしゅんは、観光情報や子育て、住居などの情報の他、毎月の特集もある。同課は「十勝で生活する上で役立つあらゆることが掲載され、移住者にも十勝をイメージしやすいのでは」とする。
送付先は求職者と地元企業のマッチングサイト「ジョブジョブとかち」に登録している人や、2月に開催した「本気の移住相談会」に参加した人など約40人。来年3月末まで毎月、いずれかのフリーペーパーを送付する。反響をみて、来年度以降の継続も検討する。
ジョブジョブとかちをPRする透明のフィルム封筒に冊子を入れて、ポストに投函(とうかん)された時点から表紙が見えるように工夫した。市は「民間事業者の発信力も活用して十勝での暮らしをイメージしてもらい、移住のきっかけになれば」(同)と期待している。(川野遼介)