ネオワイズ彗星を撮影 幕別町のプロカメラマン塚本逸彦さん
【幕別】十条写真スタジオ(帯広)勤務のカメラマン塚本逸彦さん(61)=幕別町=が10日、今年3月に発見された新彗星(すいせい)「ネオワイズ彗星」の撮影に成功した。
国立天文台によると、ネオワイズ彗星は米の赤外線探査衛星「ネオワイズ」により発見された。ここ数日は1~2等級の明るさで観測されている。7月中旬ごろまで明け方の北東の空で見られるが、彗星は低空にあり、見える時間が限られ撮影チャンスは少ない。
塚本さんは幕別町上稲志別の撮影地で、朝霧が迫る中、淡い尾をなびかせている彗星の姿をカメラに収めた。塚本さんは「肉眼で見えたのは、ほんの数十分だけ。雨が続いていたので今日しかないと狙った」と話した。(高田晃太郎)