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道の駅の来場者40万人超え 士幌

2019年度の来場者数が40万人を超えた道の駅ピア21しほろ

 【士幌】道の駅ピア21しほろの2019年度の来場者数が41万1000人に上り、初年度(17年度)以来の40万人超えとなった。十勝が舞台となった昨年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」の効果もあり、売上高を含めて18年度を上回った。

 道の駅は、国道241号と国道274号の交点に位置し、17年4月23日にオープン。町が設置者で、指定管理者の町商工会が運営し、館内のレストランなどを町内の「at LOCAL」(堀田悠希社長)が担っている。

 来場者数は初年度が44万6000人、18年度が38万3000人。19年度は初年度に届かなかったが、2年ぶりに40万人台となった。

 19年度の単月では、5月が5万1280人(前年度比11%増)、8月が6万7620人(9・9%増)、9月が4万8980人(30・6%増)、10月が4万870人(8・4%増)で、なつぞらの効果が顕著に表れた。

 駐車場には十勝管外のナンバーも多く、堀田社長は「休日は特に長時間滞在する人が目立った。一般的な通過型ではなく、滞在型としてここを目的地に来てくれた」と分析する。

 町によると、19年度の売上高は2億4900万円に上り、前年度比5・5%の増加。士幌ならではの物産に限らず、十勝を代表する土産品や菓子類が売れたという。

 今年度は新型コロナウイルスの影響で、5月24日に予定していた3周年の誕生祭が中止になるなど、来場者数や売り上げにも影響が出ている。6月に入って少しずつ人の入りが戻ってきたが、「(今年度の来場者が)30万人を切ることも想定される。こういう状況の中、今後も感染拡大防止を徹底したい」(町商工会)としている。(小縣大輝)

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