焼肉南大門が食料産業局長賞 十勝唯一 女性客ターゲットを評価 農水省優良外食産業表彰
帯広市西3南19の焼き肉店「JUICY DISH=ジューシーディッシュ=焼肉南大門」などを運営する南大門(帯広市、岡田佳奈代表)は、農林水産省が主催する「優良外食産業表彰」の新規業態・人材開発部門で、食料産業局長賞を受賞した。入賞は管内で唯一。女性のニーズを意識したサービスの提供や店づくりが評価された。
外食事業者団体などの推薦を受けた事業所を対象に、有識者が審査。国産食材利用推進部門など計5部門で農林水産大臣賞、食料産業局長賞の計15件を選定した。このうち、道内では南大門を含む2件が受賞した。
同店は1976年から営業していた「焼肉南大門総本店」をリニューアルオープンする形で2013年に開店。12年に社長就任した岡田さんは元美容師で、「女性の、女性による、女性のための焼肉店」をテーマに店づくりを進めて来た。
地場産を含めて質のよい肉類を提供。「本格焼肉以外は全てカワイイ!」を掲げ、クリスマス、ハロウィーンなどに合わせて店内を装飾したり、色鮮やかな盛り付けを行うなど、女性客を引きつける取り組みが評価された。
岡田代表は「国からの表彰は光栄で身が引き締まる思い。応援してくれているお客さまに感謝したい」と話している。表彰式は3月31日、農水省で開かれた。(沖田唯可)