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エゾタヌキ「シロ」死ぬ おびひろ動物園

かわいらしい姿にたくさんのファンがいた「シロ」(おびひろ動物園提供)

 おびひろ動物園(柚原和敏園長)のエゾタヌキ「シロ」(雄、11歳)が30日、死んだ。死因は調査中だが、解剖の結果、肺炎の一種の肺膿瘍(のうよう)などが確認された。

 同園によると、シロは27日朝に衰弱した状態で発見された。獣医師らが治療に当たったが、30日午前8時半ごろに旅立った。肝臓や腎臓にも病変が見られ、現在は帯広畜産大学が病理検査で死因を調べている。

 シロは2008年に円山動物園(札幌市)で生まれ、09年に妹「クロ」と来園。16年に「クロ」が死んだ後は17年に旭山動物園(旭川市)から来た「あん」(雌、7歳)と仲むつまじく過ごしていた。

 冬毛をふさふさと蓄えた愛くるしい様子はおびひろ動物園のブログやツイッターなどで注目を集め、シロの訃報を全国各地のファンらが「安らかに眠ってください」「ゆっくり休んでね」などと悼んでいる。エゾタヌキの展示は「あん」1頭となる。(松田亜弓)


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