服部校長が描いた卒業生の似顔絵展示 豊頃
【豊頃】豊頃中学校の服部和樹校長が描いた今年度の同校卒業生18人と担任の鍋島賢教諭の似顔絵展「『15歳の子ども像』~夢に向かって…豊頃中学校卒業生へ」が17日から、町える夢館はるにれ通りギャラリーで始まり、来館者らの目を楽しませている。
服部校長は美術(デザイン)が専門で、2014年4月に利別小学校(池田)に校長として赴任してから卒業生に似顔絵を贈り始め、前任の中札内小学校でも続けた。そして昨年4月に豊頃中に校長として着任し、中学生に似顔絵を贈るのは今回が初めてとなった。
昨年10月から描き始め、約4カ月かけて完成した。縦、横各15センチの台紙に、一人ひとりの顔写真をトレースし、色鉛筆で色付けをして、2度スキャナーで読み取り色を重ねた。似顔絵は各人3枚分あり、最後に色付けした3枚目を卒業式(13日)で卒業生にプレゼントした。
トレースして色付けした直後の1枚目は卒業生との思い出として自身で保管し、2枚目を似顔絵展に飾った。卒業生や家族からは、「写真かと思った。すばらしい」と喜びの声が聞かれた。
服部校長は「新型コロナウイルスの影響で卒業を盛大に祝うことができなかったので、今回は特に(卒業生の似顔絵を)描いて良かったと感じた」と話している。(広橋基嗣通信員)