十勝ワイン「とかち野」2年ぶり販売 池田
【池田】町ブドウ・ブドウ酒研究所は、町内産ブドウの「山幸」と「清舞」をブレンドした十勝ワイン「とかち野2017 赤」(720ミリリットル、アルコール度12%)を約2年ぶりに発売した。1本1980円で、限定5000本を全国の酒類取扱店で販売する。
「とかち野」は2008年に「軽快な飲みやすさ」をテーマに発売。町内産ブドウをブレンドした赤、道産ブドウを調合した白ともワイン通の人気を集めた。国税庁の果実酒等の製品品質表示基準に基づき、18年10月以降の移出分から、地名はブドウ原料の85%以上が同一収穫地で醸造地と一致する場合だけしかラベルに表示できなくなった。これに伴い、「とかち野 白」のラベル表記に「とかち野」が使えなくなることなどから、赤白とも終売に至っていた。
今回は、「とかち野 赤」のみ発売。以前はラベルに収穫年に当たるビンテージ表記はなかったが、今回は2017を入れた他、池田町内のブドウ畑の画像を施した。同研究所では「山幸」と「清舞」のブレンドを調整し、「渋みを抑え、軽快な酸味と華やかな香りが特徴のワイン」に仕上げた。
問い合わせなどは同研究所営業課(015・572・4090)へ。(内形勝也)