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帯農高生が白花豆のカレー開発 29日に販売会

白花豆のカレーをPRする帯広農業高校の生徒ら。左から3人目が寺町さん

 帯広農業高校の生徒たちが、浦幌町の高級菜豆「白花豆」を使ったレトルトカレー「白花豆ごろっと白カレー」を開発、JAうらほろが商品化した。しっかりとした食感と甘みが特徴で、29日にとかち物産センター(JR帯広駅エスタ東館2階)で生徒による販売会を開く。

 同JAは以前より、白花豆の栽培に力を入れている。甘納豆やようかんに続く新商品を模索する中で同校に協力を仰ぎ、学校側も「経営センスを磨くことにつながる」と応じた。

 農業科学科の2、3年生15人は、2018年に同JAの指導で白花豆を同校で栽培し、収穫を体験。手作業が多く手間がかかる苦労を知った上で、今年度は1年かけて商品開発を学び、企画を練ってきた。

 試作段階では十数種類のスパイスを使い、豆の風味が生きるよう何度も作り直し、納得のいく味を追求。白花豆ペーストを練り込んだ白っぽいカレールーを完成させ、さらに大粒の白花豆も添えている。

 パッケージもデザインし、白花豆のイラストが際立つよう黒の背景を採用した。
 グループリーダーの2年寺町和成さん(17)は「大粒の白花豆を丸ごと味わってほしい」と話す。

 販売会は午前9時~午後3時で、1食(200グラム)税込み400円で提供。商品は今後、浦幌町の道の駅や同JA、同物産センターで1食800円(税抜き)で販売される。
(高田晃太郎)

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