帯南商生考案のライスバーガー、コープで販売へ
帯広南商業高校クッキング部(峯田笑那部長、部員15人)の生徒が考案した「ころころライスバーガー」が1月11~13の3日間限定で、十勝管内を含むコープさっぽろ全店(一部除く)で販売される。今年8月に札幌で開かれた「高校生チャレンジグルメコンテスト」(実行委員会主催)で特別賞を受賞したメニューで、同部が昨年考案したコロッケを米のバンズで挟んでいる。11日には帯広市内のベルデ店(西17南4)で部員が店頭販売する。
レシピを考案したのは同部の鈴木李亜さん、柾涼花さん、岡田乃映さん(いずれも2年)の3人。バーガーのメインとなるのが「とんチャパコロッケ」。肉やキャベツを豚丼風に味付けし、2015年の「ご当地! 絶品うまいもん甲子園」で全国優勝した「とんチャパ」をアレンジした。昨年、同部が市内の学校給食向けに考案した。
シーザードレッシング風と焼き肉のたれ風の2種類のソースをからめ、具を挟むバンズは、しょうゆを塗って焼き上げ、香ばしさを出している。部員たちの間でも「バンズがもちもちしていて食感がいい」「2種類のソースがぶつかり合っておらず、おいしい」などと好評。ネーミングの「ころころ」は、コロッケと親しみやすさを掛け合わせて付けた。
商品化について、考案した3人は「子どもから大人まで手軽に食べられ、これ一つで満足感がある」とPR。「地元の十勝の人にも食べてもらえるのがうれしい」と笑顔を見せる。販売価格は1個279円。
同部はこれまでも、とんチャパが全国のファミリーマートで販売されるなど商品化されているレシピも多く、峯田部長は「今後も部員が協力し、練習して賞を頂いたり、商品化されるレシピを考えていきたい」と話している。(大谷健人)