スカイアース秋田合宿 あすから全国地域CL1次リーグ
【秋田県にかほ市】サッカーのJFL昇格を争う全国地域チャンピオンズリーグ(全国地域CL)1次ラウンド(8~10日)に出場する北海道十勝スカイアースは6日、試合会場のあるにかほ市で2日間の合宿に入った。同日午後に秋田入りし、TDK秋田総合スポーツセンターで調整を行った。ハーフコートで10対10の試合形式など、約1時間の練習で試合に備えた。(有岡志信)
「3ない」で強豪に挑む
変えない、合わせない、ブレない-。スカイアースが初志貫徹の「3ない」精神で全国地域CLに臨む。計12チームが3グループに分かれて戦う1次ラウンドは、スカイアースのBグループに強豪が集結。昇格候補と評される初戦のいわきFC(東北リーグ・福島)と真っ向勝負する。
秋田入りしたチームは終始、リラックスした表情で練習を終えた。今季最大の決戦を控え、高勝竜監督は力強く言い切った。「自分たちのスタイルを変えることはしないし、相手に合わせてやるつもりもない」。総力戦となるシーズン終盤のサバイバル戦を見据えた。
11人が連動した守備で、より相手ゴール近くでボールを奪取。トップとの連携で中盤からも積極的にゴールを狙う。サイドからの強烈なアタックなど、道リーグを無敗で駆け抜けたスカイアースの真骨頂を大一番で披露する。
1次ラウンドは、3日間で3試合を戦う強行日程だ。シーズンの終了時期だけに、選手の疲労度もピークに達している。単純に実力だけでは計り知れない不測の事態も起こりうる。昨年のスカイアースは初戦で退場者が出るなど、先制しながら敗れた経験がある。
FW松尾雄斗主将はいわきFCに警戒しつつも、「相手は初出場なので」と、もろさが出てくる状況を想定。「ほかのチームもタイプが違うので頭を使いながら試合をする」と話す。その根底には、自信を深めた今季のスカイアースの戦術がある。
◇スカイアースの全国地域CL1次ラウンド
Bグループに入り、8日の第1節(午後1時半)でいわきFC(東北・福島)、9日の第2節(同)でFC TIAMO枚方(関西・大阪)、10日の第3節(午前10時45分)でVONDS市原FC(関東・千葉)と総当たりのリーグ戦を行う。決勝ラウンドは20~24日に福島県のJヴィレッジスタジアムで実施。1次ラウンドグループ1位の3チームに、2位の最上位1チームを加えた4チームでリーグ戦を争う。上位2チームがJFLに自動昇格する。
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