道の駅のコラボ商品を販売開始 十勝東北部3町
【本別・足寄・陸別】十勝東北部三町道の駅連絡会議が1日から、3町自慢の焼き菓子がひとつにパッケージされた商品の販売を始めた。1箱で各町の特色である「しばれくん」「オンネトー」「豆」をまとめてアピールでき、観光振興の一助にもなると期待されている。(折原徹也)
2017年にスタートした同連絡会議の話し合いで、本別、足寄、陸別の3町それぞれが、近隣の釧路市や阿寒湖、北見市などからのアクセスが良いことから、各町を訪れる観光客にまとめてPRしようと企画した。
「ちょこっとよくばりお菓子セット」と命名。本別の「黒豆サブレ」8枚入り1袋、足寄の「オンネトー物語」6枚入り1袋、陸別の「しばれくん・つららちゃんせんべい」2枚入り3袋を箱詰めした。
パッケージには、3町の地図に「豆」「足跡」「町のキャラクターなど」のほか、かつて3町をつないだ国鉄池北線の路線もイラストで描かれた。デザインは陸別町の地域おこし協力隊が担当した。
お菓子セットはステラ★ほんべつ、あしょろ銀河ホール21、オーロラタウン93りくべつの各道の駅のみで販売する。1箱1500円。日持ちして土産に適していることから焼き菓子を選んだ。
同会議メンバーでステラ★ほんべつを運営するNPO法人銀河ほんべつの今村周平事務局長は「複数の道の駅が連携した商品は珍しく、食べた人が『今度はこの町に行ってみようか』と思っていただければ」とPRしている。
ポイントカード発行「何度も来て」
十勝東北部三町道の駅連絡会議は1日から、ポイントがたまると割引となる「3駅☆ラッキーポイントカード」を発行する。
8月末まで実施した特産品プレゼント、ソフトクリームラリーに続く観光振興の企画で、初めての試み。ステラ★ほんべつ、あしょろ銀河ホール21、オーロラタウン93りくべつのいずれかで、1回の買い物で税込み500円ごとに1ポイントが付与される。
20ポイントがたまると500円分の割引券となり、各道の駅の物産販売店で利用できる。担当者は「ぜひ道の駅に何度も足を運んでいただければ」と話している。