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天候ぐずつくも各地でにぎわい 今年の夏休み

天候に左右されたが、多くの親子連れでにぎわった十勝エコロジーパーク(8月2日)

 帯広市内の小学校などで21日に新学期がスタートした。20日までの今年の夏休み期間は、前半は晴れて気温が高い日が多かったが、後半は曇りや雨で気温が上がらない日が多かった。十勝管内の屋外レジャー施設は天気の影響を受けて来場者が減少したところもある一方、大作上映が続いた映画館はにぎわいを見せた。(池谷智仁、藤島諒司、松田亜弓)

暑すぎて減少
 帯広測候所によると、帯広の気温は7月28日から7日連続で「真夏日」(最高気温が30度以上)を記録。後半は8月8、9日にまとまった雨が降るなど日照時間は少なかった。

 天候に左右されたのは、屋外施設の十勝エコロジーパーク(音更)。大型遊具「ふわふわドーム」が人気だが、8月1~20日の来場者は3万115人と、前年より5467人減少した。

 帯広で気温35度以上の猛暑日となった1、2日は1000人を切り、「天気が良すぎても、雨が降っても来場者は減る」と同パーク。ただ、曇りで過ごしやすかった11~14日は2500人以上が訪れ、にぎわった。特に勝毎花火大会が開かれた13日は期間中最多の3052人が来場し、コテージやキャンプサイトは満室だった。

なつぞら人気も
 十勝観光の人気スポットとなっている中札内村の道の駅なかさつないはお盆期間を中心ににぎわいを見せた。10~18日の道の駅全体の来場者数は前年から微増の約6万3000人。おみやげにNHK連続テレビ小説「なつぞら」関連のタオルやコップなどのグッズが人気を呼び、道の駅指定管理者の同村観光協会の島崎昭宏事務局長は「家族3世代での来場が多かった」と話した。

 おびひろ動物園は10~18日、1万5326人が来園した。例年並みで、勝毎花火大会が行われた13日と前後は「管外ナンバーの車が目立った」(同園)。16日は台風の影響を受けて少なかったが、17、18の両日はそれぞれ1000人を超え、家族連れらでにぎわった。

 ジェラート製造・販売のウエモンズハート(帯広)は、暑い日は1日1400人が訪れ、売り上げは前年より1割以上多かった。代表の広瀬文彦さんは「なつぞら」で酪農指導を務め、店舗には出演者が搾乳練習で使った等身大の牛の模型がある。広瀬さんは「牛の模型の写真を撮るなど、なつぞらに興味を持っている人は多いようだった」と話す。

大作映画に盛況
 天気に関係なく、多くの人が訪れたのは、映画館のシネマ太陽帯広。特に10~18日は連日のように来館者が2000人を超え、「開館以来の大盛況」(同館)だった。「トイ・ストーリー4」や「天気の子」など大作の上映が相次いだことが要因と分析している。

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