稽古の成果を堂々と 東西落語教室競演会 幕別
【幕別】幕別町と砂川市の落語教室で学ぶ子どもたちの「東西落語教室競演会」が10日、町百年記念ホールで開かれた。小中学生9人が稽古の成果を堂々と披露し、会場を笑いに包んだ。
同ホールの指定管理者NPOまくべつ町民芸術劇場が主催する「百年亭こども落語教室」の受講生4人と、砂川市の「キッズ落語教室ゆう楽亭」の5人が出演。いずれの教室も落語家の笑生十八番さん(札幌市)が指導に当たっている。
着物姿も板についた子どもたちは高座で「饅頭怖い」「化け物遣い」「松竹梅」などの演目をそれぞれ演じた。軽快な語り口や絶妙な間合いで、観客から何度も笑いが起こった。
「一眼國(いちがんこく)」を披露したハンバーグ亭日彩こと大下日彩(ひいろ)君(音更小6年)は「自分が聴いたときに面白かったから一眼國を選んだ。ちょっとかんだところもあったけどよくできた」と満足そうだった。
百年亭こども落語教室は毎月2回、同ホールで練習に励んでいる。問い合わせは同ホール(0155・56・8600)へ。(澤村真理子)