然別湖で遊漁解禁 例年より1週間早く 鹿追
【鹿追】然別湖での遊漁の特別解禁「グレートフィッシング」が25日、始まった。固有種のミヤベイワナを目当てに、道内外から釣り人が集まった。ファーストステージは7月1日までの38日間。
ミヤベイワナはオショロコマの亜種で、エメラルドグリーンの体色は「湖の宝石」と称される。資源保護のため、年2回の期間限定で遊漁を認める同フィッシングは今年で15年目。
近年、水温の上昇でステージ後半に釣れにくくなっていることから、今年は例年より1週間早く解禁した。25、26日は15周年特別イベントとして常連客を中心に35人限定で実施。釣り人は思い思いのポイントにボートをこぎ着け、さおを振った。
江別市の大学生斉藤悠さん(19)は「引きはニジマスの方が強いが、ミヤベイワナは色鮮やかな美しさが魅力」と話した。
これまでは道ツーリズム協会(鹿追)の1事業として行われてきたが、今年から、2月に設立された道トラウトフィッシング協会(同、田畑貴章理事長)が主催。同協会は、全道のマス釣りを盛り上げていく考えだ。
27日からは1日限定50人。予約はグレートフィッシング然別湖のホームページからか、事務局に電話(080・5599・9591)で。(丹羽恭太)