「道の駅」前の交差点に信号機 交通量増加で 士幌
【士幌】士幌道路(国道274号)の整備に伴い、交通量が増加していた国道241号沿い道の駅前の交差点に信号機が設置された。すでに運用を開始しており、早期の信号設置を要望していた町は「事故抑止につながれば」と期待している。
設置された信号機は、士幌道路と国道241号が交わる交差点の4基。
士幌道路は、道道上士幌士幌音更線から国道241号を結ぶ延長約3キロのルートで、2012年12月に開通した。
道道から国道へ出やすくなったことに加え、交差点付近には、JA士幌町のジャガイモ貯蔵施設やホクレンくみあい飼料十勝工場も建設され、道の駅「ピア21しほろ」も開業。大型トラックなどの交通量が増加している現状にある。
札幌の運輸業の50代男性は「猛スピードで交差点を通過する車も多く、ひやりとした経験がある。(信号設置は)歓迎したい」と話す。
今のところ交通事故は起きていないが、今後も通行車両や観光客の増加などが見込まれることから、町は帯広警察署に早期の信号設置を要望していた。小林康雄町長は「大型車両の通行が多く、交通事故発生が心配されただけにひと安心。関係者には信号機設置に理解をいただき感謝している」と話している。
(安倍諒)