ばんえい9億円超 好スタート 入場者数も大幅増 開幕4日間
「連休考慮しても好調」
帯広市が主催するばんえい競馬は、4月30日で今年度の開幕4日間の開催日程を終えた。馬券発売額は9億8383万1800円に上った。開幕が例年より1週間遅く、ゴールデンウイーク(GW)期間中となったため、前年度とは単純比較はできないが、開幕4日間で比べると、74・5%上回った。特に最終日の30日は3億円を超えた。天候に恵まれ、入場者数も増加に転じるなど好調なスタートを切った。
今年度の第1回開催は27~30日(土-月曜)の4日間。昨年度と違い、GWに合わせて土曜日のスタートとなった。
馬券発売額は開幕初日が2億6219万円(47・2%増)、2日目の28日が1億9257万円(52・9%増)、29日が2億347万円(60・7%増)、30日は3億2558万円(144・6%増)だった。特に4日目は、前日に高額配当が出たことに加え、平成最後の日で「令和という新たな時代に向けて、景気付けに買ってくれた人が多かったのでは」(市ばんえい振興室)とする。
発売額の内訳はインターネット投票による発売が8億4776万円で、全体の86・2%を占めた。このうち、南関東4競馬場のSPAT4が3億7089万円、楽天競馬の競馬モールが2億5411万円と続いた。
帯広競馬場は5103万円、8カ所の直営場外も5340万円と好調。入場者数は2万5417人で、前年度のGW期間中と比較しても大幅に増加した。
市ばんえい振興室は「GWということを考慮しても好調なスタートを切れた。この勢いを維持していきたい」としている。
今年度の開催は毎週土・日・月曜(一部除く)で、来年3月24日までの151日間。(川野遼介)
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