ラグビー桑井選手が小学生と交流 幕別
【幕別】リオデジャネイロ五輪の女子7人制ラグビーに出場した幕別町出身の桑井亜乃選手(29)が26日午前、同町内の糠内小学校(猪股宏亮校長、児童23人)を訪れ、児童らとタグラグビーを通した交流で汗を流した。
町教委によるオリンピアン学校訪問事業の一環。町内出身のオリンピック出場選手が小学校に訪問して交流を図り、スポーツの興味や関心を深めるのが目的。25日は札内南、忠類の両小学校でも実施した。
糠内小では、全児童が体育館に集まり、桑井選手が五輪で活躍したビデオを観賞。デモンストレーションでは桑井選手がタックルバックに迫力あるタックルを披露すると、児童から歓声が上がった。
続いて、児童たちは腰にタグを付け、おにごっこや試合形式のタグラグビーを体験して交流を深めた。インタビューでは「強くなるためには」との児童の質問に、桑井選手は「いっぱい食べて、寝て、トレーニングすること」と答えていた。
松岡裕哉君(5年)は「桑井選手は格好良かった」とトップ選手のオーラを感じ、タグラグビーについて松岡澪生君(同)は「ボールのパスやタグを取るところが楽しかった」と汗をぬぐいながら笑顔で話していた。
桑井選手は24日に全日本チーム合宿先の沖縄県から帰町し、28日からの埼玉県での練習を控えており、「(訪問した)全ての学校の児童からパワーをいただいた。良いオフだった」と感激していた。(折原徹也)