芽室産の煎り落花生 来月2日にダイイチで販売
【芽室】町内で落花生栽培に取り組む「十勝めむろ落花生生産グループ」(藤井信二代表、8戸)は2月2日、スーパー・ダイイチのめむろ店(芽室)と自衛隊前店(帯広)で煎(い)り落花生を販売する。同グループは「今年は自信を持って売れる物ができた。節分は芽室産落花生で豆まきを」とPRしている。煎り落花生の販売は初めて。
同グループは、JAめむろ青年部上伏古支部での活動を経て2017年度から落花生の本格栽培に乗り出した。今年度は8戸が計2・5ヘクタールで栽培した。
春先は天候不順が続いたものの、マルチ(保温用ビニール)をかぶせて積算温度を上げた他、前年度は収穫後の自然乾燥がうまくいかなかったため、今年度はグループで乾燥機2台を導入した。昨年11月末に計4トンを出荷。千葉県内の業者に加工を委託して、50キロ分の煎り落花生を引き取った。
節分に十勝の落花生で豆まきを楽しんでもらいたいと、ダイイチに野菜を卸している町内の農業者グループ「十勝めむろ旬菜園」の協力を得て同店での販売が決まった。町内の4保育所にも寄贈する予定。
同グループの児玉勝俊さん(29)は「芽室の落花生は寒暖差があるので甘みが強い」とアピールし、「今シーズンは春先に天候不順だったが、被覆材をかけるなどしたかいもあり豊作となった。天候が良ければもっと収量を見込める」と手応えを語る。
落花生は両店合わせて300袋を販売。一袋80グラム入りで518円。同グループへの問い合わせはフェイスブックで。(澤村真理子)